その後、犬1・猫1の美容作業をなんとか2時間半で終らせることができた
ちょうどその頃には左手がいい感じに腫れて動かなくなっている
上手くできたものである。
さくっと道具を片づけると、左手に手袋を被せてお客が迎えにくるのを待つ
とても不自然な様相なのだが、咬んだ犬の飼い主に《おたくの犬に咬まれた》なんてバレたくない
何かとても恥ずかしい事のような気がしてしまうのです。

咬まれ傷には不本意ながら慣れているので、このまま自然治癒させても良いのだが
この先数日のスケジュールを考えるとかなりタイトである、早く治すに越したことは無いだろう
時計を見るとまだ17:00前である。
というわけで、かかりつけの病院に向かって車を走らせる
ちなみにちゃんと人間の病院だ、あたしはあくまでもホモサピエンスである。
左手が逝ってる状態でMT車を運転するのはなかなか骨が折れるのだがそこは気合でカバー
何とか20分で病院にたどり着くのに成功した。
― つづく ―