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若気の至りの話① 7/10

脳がフリーズしてしまった…

あたしはここで引き取ってくれと言ってるわけではない、記録をしておいて欲しかっただけだ
それは会話の内容で分かるだろう

動物を押し付けられる大変さはあたしがいちばん理解しているつもりだ
そもそも知識・技術の無い所に仔猫なんかを預けられる訳もない

頭の中で弁当ポリスが言った言葉を復唱してみる

[ お前もどこかに捨てればいいだろ…?]

最初に言ったように争い事は嫌いだ、でもどうしてもスルー出来ない事はあるのだ
このセリフはど真ん中ストレートだろう

[ガッ!] 

1列目の長テーブルを蹴り上げる、脳を置いてきぼりにして身体が勝手に動きだす



wakage01_07a.jpg



「あんた今、何て言ったよ?」 

小さくつぶやいて、そのまま1列目のテーブルを乗り越え2列目に向かうが
足を掛けたところで若いポリスに肩を掴まれる

彼には何の恨みもないのだがそれを考えることが出来ない
肩を掴まれた手を内から取って体落とし気味に引き倒す

標的の弁当ポリスは箸を持ったまま立ち上がっている、その距離5mあまり

地面を蹴って標的に向かうが、すぐに2人のポリスが腕と腰に食いついてくる
動き出しが速い、流石は警官だ

保定されかかった猫のように無茶苦茶に廻って振りほどくと
そこにあった折りたたみイスを当たらないようにブン投げる

2人のポリスがひるんだ隙を抜けて、ふたたび二列目に足を掛けたところ後ろから
チョークスリーパーを掛けられて息が詰まる


wakage01_07b.jpg



「おい、落ち着け!少し落ち着け」
と少し年配の男性の声がする

(そのセリフはこうなる前に言ってくれ、動物屋を舐めんなよ)と、耳には入らない
首を絞める腕の間に手を入れて解きながら振り返る

「まぁ、待て、君は○○さんの所の若い子だろ?」

「へ?」

突然、ウチの屋号を出されて我に返る
動きが止まったところを3人に抑えられテントの外へ連れ出されてしまった





                ― つづく ―

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「パンプキンファーム」オーナー

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