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若気の至りの話① 9/10

平然を装い、スタッフ達の所に帰ると

「ネコ、飼い主が連れて帰ったよ」
と言ってくる

「は?」
どういう事か聞いてみる

どうやら飼い主も自分の捨てたネコが気になって見に来たらしい
だが捨てた場所にはネコもダンボールも跡形もない、そこで

「ここのネコはどうなったか?」
と声を掛けてきた

「どうもこうも、あんたが捨てたネコで現場が大騒ぎになった、そもそも… …」
と、よってたかって説教をして

「本当に困っているのなら、後日改めて里子の相談に来い」
とネコを連れて帰らせたとのことだ

ほぼ100%の対応である


「ところで遅かったねぇ、何してたん? 血ぃ出てるし…」
 バイトさんから聞かれる
腕を見ると少し血が滲んでいる、暴れた時に机か何かで切ったのだろう

「…それがねぇ…」 
警官詰め所で起こったことを説明する、無謀な行動を咎められるかと思ったのだが

「それはポリスが悪い、怒って当たり前だ、よくやった」
と全肯定である、これは意外だ

だがすぐに

「でも、大人の取る行動じゃないよね~」

「考えて動いた方がよくね?あ、脳の容量が少ないから仕方ないか」

「逮捕されれば面白かったのに、他人のふりするけどね~」

見事な手のひら返しだ、フルボッコになる、そして

「もう今日は檻に入っていた方がいいよ、後でコーヒー持って行くから危ない人は出てくんなよ」
と、ヒツジの柵に追いやられてしまう

ヒツジの中の脚立に座って(まぁ、いいか)と思う、ここは意外に居心地が良いのだ

10分後、ヒツジのおでこをほじっていると、バイトさんがコーヒーと手書きのキャプを持ってきた
新しいキャプにはこう書かれている



[ ホモサピエンス・ヒト科・ヒト 目を合わせると危険 *バナナを与えないで ]


wakage01_09.jpg





                    ― つづく ―
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Author:sanchz
職業動物家

現在
「パンプキンファーム」オーナー

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