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馬の話① (後編)

舌で歯を確認する、どうやら折れてはないらしい
起き上がり♂馬との間合いを詰める、
また立ち上がってくるところを横っ腹に食らいつく2度も殴られる気はさらさらない

どうやら横から押されるのは苦手らしい、そのまま時計回りにグルグル廻る
その体勢のまま、手に持っていた引き綱(ごつい犬のリードみたいなヤツ)
を首に廻すと、放牧場の入口まで併走、投げ入れるように♂馬を放り込む
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(次はどいつを捕まえよう?)と振り返ると他の馬達がゾロゾロと入ってくる
単純に入口ふさいで暴れていた奴が邪魔だったらしい(ヤレヤレ)とでも言いたそうである
全頭スムーズに入り柵を閉める
ほんの数分前までの殺伐とした空気がウソのように落ち着いている
みんな、しれ~っとしたものだ

いつの間にか日は落ちて暗くなっている
夜、星、山の中、馬達に自分…それなりに絵になる光景ではある
(あたしが流血してなかったら(;・ ・) )
真っ黒い馬のシルエットから吐息が白く糸を引くのを見ていると、あたしも気分が落ち着いてくる
「今日のところはこれくらいでカンベンしてやる」とつぶやき、その場をあとにした

06_convert_20100330163915.jpg

よく出来たお話なら翌日から扱いが上手くなったり、馬が懐いたりするものだが
現実はそうはいかない
相変わらず、プチ噛みする、どつく、歩かない…
まぁ、そんなものだろう

動物を扱う知識・技術は毎日の積み重ねによって養われるもの
一朝一夕にはいかないものである(まぁ、何事もそうなのだろう)
当時、そんな事を感じる余裕はまるでない

動物の世界に足を踏み入れたばかりのあたし(22才?)だった。



                    ーおわりー
プロフィール

sanchz

Author:sanchz
職業動物家

現在
「パンプキンファーム」オーナー

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