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捕獲の話① 6/6

取りあえず行き場がないと言う事なのでウチで預かることになる

つれて帰って世話をするのだがなかなか図太い奴で初日から飯は食うしウンコはするわ
まるで遠慮をする気はないらしい…

そして、1週間程のVIP待遇の後、食い散らかした野菜を後に彼は飼育施設に旅立って行った

hokaku1_6_6_1.jpg


実はこの手の仕事はギャラが出ない事が多い、せいぜい交通費くらいである…
でも、まぁそれはそれでかまわない

流血を繰り返して身に付けた技術だが、思い切りふるえる機会はそうは無い
それにこんな技術でも少しは世の中の役に立っているのではないかと自己満足に浸れる


hokaku1_6_6_2.jpg


後日、○○署の△△課から小包が届く、空けてみると「梨と桃」 ○○市の特産物である

「現物支給…?」 (おいおい警視庁、お前は田舎の親戚か!)
と思うがそんなもんである

美味しいものを頂いたのだから良しとしよう

hokaku1_6_6_3.jpg



                        ー おわり ー
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捕獲の話① 5/6

その場にいる全員の視線があたしに向けられ、空気が緊張していくのを感じるが
タモ網と掲げたまま身動きできない

退屈そうなのはウチの同僚くらいだ、カメラで遊んでいる (お前さんは少し緊張しろよ
と思うと力が抜ける (後で聞くと 「あ~ あんたが仕留めそこなうイメージ無かったし…」 だそうな)


ここからは集中しすぎたのか記憶が抜けているのでイラストで



hokaku1_5_6_1_a.jpg
hokaku1_5_6_1_b.jpg


背中から居心地の悪さがフッと抜けた感じがする
       ↓   
右手のタモ網をひねりながら振り下ろす
       ↓
同時に左手さんがイグアナの首根っこを掴む
       ↓
イグアナがブロック塀から飛び出そうとする
       ↓
右手で後足と尻尾を押さえながら一緒にブロック塀を飛び越える
       ↓
首、肩、腰、足、尾 すべて完全にロックする



こんな感じだろうか…?

ここまでおそらく1秒足らず

いったん保定したら簡単には離しはしない
ポリス達や近隣住民との記念撮影に応じ、麻袋に入れケージに移す



hokaku1_5_6_2.jpg

 

                       ーつづくー 

                     次回  10月下旬予定 

捕獲の話① 4/6

イグアナの正面から近寄る

出来るだけ穏やかに捕まえたいので、お腹の下に手を差し込めないか試してみる
左手を伸ばしたまま5m…3m…と近づいていく

2mを切ったところでイグアナが体を膨らませて緊張状態になる
やはり力技で押さえなきゃならんらしい

右手で愛用のタモ網を抜き取り、右から網をかざそうとするが

「なんだコノヤロウ、やんのかよ 

と視線を向けてくる、(まぁそうだわな)と思う

それならと、タモ網をタテにしてイグアナの正面に持っていく
彼らの目は横に付いているので正面近くは見えにくい


hokaku1_4_6.jpg


そのまま正面やや上にタモ網を構えてジリジリ距離を詰める
イグアナとの距離は数十cm、すでに間合いの中にある

だがまだ何となく居心地が悪い
(うまく表現できないがこんな感覚があるときはよく失敗するのよ)





                        ーつづくー 

                     次回  10月下旬予定

捕獲の話① 3/6

捕獲の準備にかかる

このサイズなら引き締め棒は必要ない
麻袋を取り出し、愛用のタモ網をベルトの腰に挿す

ポリスが 「手袋はしないの? これを使ってみてはどう?」

と捕獲用トングという道具を持って来るのだが
「素手でいきます  と笑顔で答える


hokaku1_3_6_1.jpg



使ったこともない道具なんて使えるわけもないし使う気にもならない (そもそもヘビ用の道具だし
それに、あたしは自分の左手さんという道具をなによりも信頼している


ポリス達と市役所の人には遠巻きに囲んでもらうことにして (正直いらん事をして欲しくない)
同僚と作戦を練る、作戦と言っても

「ミスったらそっち側に飛ぶと思うから2秒何とかして」

「何で2秒?」

「その間に追いつくから」

「おけ~い(笑)」



まぁ、この程度のもんだ

hokaku1_3_6_2.jpg


                        ーつづくー 

                     次回  10月中旬予定

捕獲の話① 2/6

現地に着くと軽く人だかりがしている、その中を現場に向かってポリスに続く

「ほら、あそこです」

ポリスが指差した先を見ると、低いブロック塀の上に1m20~30cm位はあるだろうか?
緑色した物体が横たわっている

予想通りグリーンイグアナだ
(トカゲが脱走したといえばこの種類が多い、たま~にミズオオトカゲなんてのもあるけれど)


hokaku1_2_6.jpg


まずはイグアナを観察する
よく太った♂だ、緑色が鮮やかで若い個体に見える、大勢の人に囲まれても落ち着いた様子で
おそらく大事に飼われていたのではなかろうか?


そして周囲を確認、ブロック塀は低くて手は届く、周りには割りと何もない
ただ奥に行くと崖があり、そちらに飛ばれると面倒なことになりそうだ





                      ーつづくー 

                     次回  10月上旬予定
プロフィール

sanchz

Author:sanchz
職業動物家

現在
「パンプキンファーム」オーナー

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